ハイアンカーの作り方

   ハイアンカーの作り方は、一番簡単なのはゾロ目を出すことです。
   6ゾロ、4ゾロ、3ゾロなどで、ハイアンカーが出来ます。
   相手の1ポイントにあるバックマンを進めて、ハイアンカーを作って
   しまいましょう。

   但し、この方法はかなりの幸運を要します。
   6ゾロ、4ゾロ、3ゾロのみ考えると、3通りの目でしか
   ハイアンカーが出来ないことになります。
   ダイスの目は1から6まであり、1つめのダイスと2つめのダイスの
   組み合わせによって出る目は6×6で36通りになります。
   その中で、先ほどのゾロ目が出るのは、3通りしかないので、
   かなりの幸運ですね。

   その他にハイアンカーが作りやすい方法はないのでしょうか。
   より一般的に用いられるのが“スプリット”と呼ばれる方法です。
   相手の1ポイントに重ねられているバックマンを2つに割り、
   アンカーを作りやすくします。

   例えば、4の目でバックマンを割ってみましょう。
   

   次の自分の番にもう一度4を出すことが出来れば、ハイアンカー完成です。
   もう一度4を出せば良いのですが、どのくらいの頻度で出すことが
   出来るのでしょう。

   ダイスの目が1から6までなので、1/6でしょうか?
   ダイスは2つ振るので大体更にその倍になり1/3程になります。

   詳しく数えてみましょう。
   2つのダイスを別々に考えると、4が出る目は、41,42,43,44,
   45,46,14,24,34,54,64の11通りです。
   さらに2つの目を合わせて4になっても良いので、
   13,22も足してみましょう。
   13通りですね。
   全部の組み合わせが36通りだったので、13/36で約1/3になります。

   このように、ハイアンカーを作りたいポイントにスプリットすると、
   4ゾロを待つよりも、非常に作りやすくなることがわかります。

   その他にも、小さくスプリットする方法があります。
   例えば、1の目でバックマンを割ってみましょう。
   

   次の自分の番に何を出せば、ハイアンカーが出来るでしょう。
   65、56の目でバーポイントに、43、34で相手の5ポイントに、
   32、23で相手の4ポイントにアンカーを作ることが出来ます。
   計6通りでハイアンカーを作ることが出来ます。
   この方法でも、ゾロ目を待つよりも、ハイアンカーが作りやすくなります。

   初心者のうちは、出た目によって作ることの出来るポイントを作る
   傾向にありますが、スプリットなどのテクニックを使って、
   自分が作りたいポイントを作れるように、駒を動かしていきましょう。
   はじめはスプリットするとブロットになるので、怖いと感じられるかも
   しれません。
   しかし、きれいにヒットされるよりも自分の作りたい場所へ
   アンカーが作れることの方が多く、ヒットされてもヒットし返すことが
   出来ることも多いので、積極的にスプリットしてみましょう。

   

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